株式買取請求・株式買取請求権の法律相談Q&A

株式買取請求・株式買取請求権の法律知識

Q&A 3 譲渡制限株式会社の株式買取請求

質問

譲渡制限株式の売買価格は、どのように決まりますか。

回答

譲渡制限株式の譲渡があった場合、その売買価格については、次のいずれかの方法により決まります。

① 当事者の協議による売買価格の決定
② 裁判所に対する株式売買価格決定申請事件の申立
③ 法の定める供託すべき額(1株当たり簿価純資産×対象株式数)を売買価格とする。

まず、裁判所が決める際には、従来、当該会社と業種が類似する上場会社の配当金額、年利益金額、帳簿上の純資産額を参考とする方法(類似業種比準方式)が多く採用されていました。相続税の評価の際に通達でもって採用されている方法です。

しかし、理論的には、その株式を保有することで得られる配当等の経済的給付を現在価値に引き直す方法(配当等還元方式)が正しいとされ、最近では、この方法を採用する例も見られるようになりました。

まだまだ議論は続くと思われますが、当該会社の実態に即した方法が採用されるべきでしょう。

価格決定の申立もないときは、供託された金額で決まります。

なお、会社が買い取ることとなった場合、その財源について規制がありますので、会社側では、注意が必要です。


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